お正月飾り『破魔矢』・『羽子板』
《 お正月飾り由来 》
【破魔矢飾り・男の子】破魔矢・破魔弓はずばり魔除け、厄払いのお守りです。棟上げの際屋根に立てる破魔矢もあります。これらはいずれも弓矢の持つ霊の力を信じることから生まれた習慣です。破魔弓の的を昔はハマといいました。破魔弓はこのハマに漢字を当てはめたものです。もう一つが力比べに用いられた「弓引き」です。力強い男の子に育って欲しいと思う願いか含まれています。
【羽子板飾り・女の子】昔の人々は蚊が病気を仲介することを認識していました。羽根突きの羽根の飛ぶ様がトンボに似ていることから羽根をトンボに見立て、そのことから蚊はトンボを恐れ、ひいては子供が蚊に刺されないという厄除けのまじないとして、正月に羽根突きを行っていました。また羽根突きの玉には、板で突いたときの音が良いということから「ムクロジ」という木の、黒くて固い種子が用いられています。「ムクロジ」は「無患子」と書き「子供が患わ無い」ようにとの意味が含まれています。
破魔矢
[男の子]
羽子板
[女の子]